コラム

NISHINOMIYANOIPPIN

No.18

厄年の方にも、そうでない方にも
自信をもっておすすめしたい

日本酒

厄除けのお酒「厄神」・「厄神米」

事業所

有限会社大市米穀酒販店

西宮市門戸荘17番53号
イメージ:厄除けのお酒「厄神」・「厄神米」

厄除け開運・厄払いで有名な門戸厄神東光寺。毎年1月18日・19日に行われる厄除大祭に行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介する大市米穀酒販店さんは、その門戸厄神東光寺からほど近い門戸荘にある、お米をメインに、お酒も取り扱っているお店です。その大市米穀酒販店さんは、現在、門戸厄神東光寺とのつながりを活かし、厄除けのお酒「厄神」と「厄神米」という2つの商品を販売されています。社長の西林勲さんから、販売に至るまでの経緯についてお話を伺いました。

「大市」の屋号のとおり地域に根付いたお店

まずはお店の成り立ちについて伺いました。「昔、阪急門戸厄神駅の近くは大市村と呼ばれていました。かつて先代は、その大市村でお米の配給を行っていました。その後、今の場所に移ったのですが、店名の大市はそのまま引き継ぐことに。遠い親戚にあたる私がここで働き始めた頃には、お米の配給制度も終わり、すでに米穀店として営業していました。そこからお酒も取り扱うようになって、1973年に法人化したというのが設立までの流れです。」と西林さん。以降、順調に売り上げを伸ばしていたものの、1995年の阪神大震災以降、状況がガラリと変わってしまったと言います。

こだわりのお米の販売を商売の中心に据えて

「それまでは個人のお宅にお米やお酒を配達することで商売が成り立っていたのですが、地震で住民も入れ替わり、店舗などの取引先も大手から一括で仕入れるようになったので経営はかなり厳しくなりました。そこで、思い切ってこだわりのお米の販売を中心に据える商売に方向転換したのです。」
現在は全国の優良生産地をネットワークで結ぶ米専無農薬研究会の会員となり、研究会を介して「美味しく信頼できるお米だけ」を仕入れて販売。しかも1㎏から購入でき、玄米からお好みの状態に精米するスタイルとすることで、西宮はもちろん、遠方からもお客様が集まるお店になったそうです。では、そんな大市米穀酒販店さんが、なぜ厄除けのお酒「厄神」と「厄神米」を販売することになったのか。引き続き西林さんに伺いました。

数々の苦労を経て定番商品となった「厄神」

「厄除けのお酒「厄神」を販売するようになったのは、門戸厄神東光寺で年に4回開催している「であい市門戸厄神」を通じて前住職と親しくなったことがきっかけです。もともと別の取引先に依頼されていたものの、その取引先が音を上げたとのことで私に声がかかりました。お寺でご祈祷された有難いお酒を販売するということで、ぜひやりたいと即答しましたが、これがなかなかたいへんで(笑)。瓶のデザインにもこだわりがあるので、作れる業者を探すことからはじめました。しかし、そうした苦労の甲斐があって、今ではすっかり定番の商品に。毎年、販売が始まる1月を心待ちにされているお客様もおられます。1月、2月には当店のほかお寺の境内でも販売。3月以降は売り切れるまでは当店の店頭で販売しています。」とのこと。しかし、数量限定生産なので、3月までに売り切れてしまう年もあるそうなので注意が必要です。

「厄神米」にはブランド米「龍の瞳®」を使用

「一方で「厄神米」は、2020年に門戸厄神東光寺がお寺に幅30mの「厄神龍王」を描いた壁画を設営するとのことで、それにちなんだ商品が欲しいという雑談の中から生まれました。その時に同じ龍なら…と、岐阜県のブランド米「龍の瞳®」を用いた商品はどうかと提案したのです。これも「厄神」同様、厄払いのご祈祷を受けたものですが、そもそも「龍の瞳®」自体、米粒がコシヒカリの約1.5倍の大きさがあり、粘りや噛み応えもある、とても美味しいお米ということもあって売れ行きも好調です。」と嬉しそうな西林さん。「厄神米」は冬季限定の商品ですが、「龍の瞳®」自体は、他のお米同様に1㎏から購入できるそうなので、興味のある方はぜひ大市米穀酒販店さんまで。美味しい炊き方など、ていねいにレクチャーしてくれますよ。

厄除けのお酒「厄神」・「厄神米」

・厄除けのお酒「厄神」 1,000円(税込)
※冬季限定販売
・厄神米(450g) 800円(税込)
※冬季限定販売

商品に関するお問い合わせ先
有限会社大市米穀酒販店
西宮市門戸荘17番53号
TEL: 0798(51)1050
URL: https://ooichi.com/