コラム

NISHINOMIYANOIPPIN

No.11

「とり白菜鍋」の美味しさを
いつか西宮から全国に広めたい

食品

とり白菜鍋

事業所

白菜キッチン コルチナ

西宮市久保町8-18 1F
イメージ:とり白菜鍋

皆さんは、石川県の「とり白菜鍋」をご存知でしょうか?石川県では、古くから老若男女に愛される、ソウルフードと呼ぶにふさわしいお鍋料理です。今回ご紹介する「白菜キッチン コルチナ」は、そんな郷土料理である「とり白菜鍋」を、西宮の地で一年中楽しめるお店です。今回は、店主の山岸光明さんから、どうして西宮で「とり白菜鍋」を出すお店を開くことに至ったのか、また、本来の味を踏襲しながら、どんな独自性を加えているか、詳しいお話を伺いました。

「とり白菜鍋」なら流行るという確信があった

実は、店主の山岸さんの経歴はとてもユニーク。「もともとは回転ずしの某有名店で海外営業部長として韓国で仕事をしていて、2013年に帰国しました。その時に関東に異動願いを出したものの、なぜか尼崎の工場長に任命されて…。それをきっかけに、何度かの転職を経て、石川県の「とり白菜鍋」を出すお店に就職。経験を活かして、業績をV字回復させたものの、サラリーマン生活に嫌気がさして(笑)。家族が暮らす西宮で、自分で「とり白菜鍋」のお店を開こうと思ったんです。」とのこと。料理の経験は無かったものの、調理法がシンプルで、なおかつ美味しい「とり白菜鍋」のお店なら、絶対に人気が出るという確信があったそうです。

ようやく「とり白菜鍋」に負けず愛される店に

店名の由来について伺うと「コルチナは、スペイン語で白菜を表す言葉です。実はいとこがスペイン料理のお店で成功していて、それにあやかりたかったのもあります。何より、日本語の“白菜”よりもオシャレな感じがしますよね。」と笑います。
2019年の開店からはやくも5年目。今では常連客も増えたそうで、本家の「とり白菜鍋」のように、老若男女から愛されるお店になったとか。「ありがたいことに、カウンターに馴染みのお客さんが並んで、「とり白菜鍋」を食べながらお酒を酌み交わす。そんな理想的なお店になりました。」

コルチナだけの独自のアイデアをプラスして

石川県の「とり白菜鍋」の基本となるレシピは守りながらも、より美味しくなるよう工夫を凝らしているとのこと。「とり肉と白菜を炒める鶏油は自家製。それに、フライドガーリックやフライドオニオンをごま油とピリ辛の醤油だれに漬け込んだ「えびす油」もオリジナルで作っています。これは、いわゆる“味変”の薬味として使ってもらうためのものですが、この「えびす油」のファンも多く、これだけをご飯にかけて食べるお客様も多いです。お気付きの通り「えびす油」の名前は、えびす宮総本社の西宮神社に由来しています。」
その他にも、地元の老舗酒蔵「白鷹」の純米焼酎を使った「ニシノミヤハイボール」も人気とのことで、お店を訪れた際にはぜひ試してみてください。

この美味しさを全国へ、夢はチェーン展開

最後に、これからの目標についてもお話を伺いました。「西宮で開業して、すっかり西宮が気に入りました。何より人があたたかい。1週間で12回来てくれたお客様もいるくらいですから(笑)。今後の夢は、チェーン展開して、「とり白菜鍋」をもっと多くの人に食べてもらいたいですね。実はすでに、誰でも簡単に調理できるよう、工場ですべて下ごしらえをして、それを各店に流すルートも確保しています。」と山岸さん。これまでの経歴で培ったノウハウを活かして、いつかその夢を叶えてみたいと語ってくださいました。
「その時には石川県のソウルフードというイメージではなく、“あの西宮で大人気のとり白菜鍋”になっていたら嬉しいですね。」とのこと。「とり白菜鍋」もメニューにあるランチ営業もされているので、お酒が飲めないという方もお気軽に。

とり白菜鍋

・親とり白菜 950円(税込)
・若とり白菜 990円(税込)
・追加トッピング 親とりお肉 330円(税込)
・追加トッピング 若とりお肉 380円(税込)

商品に関するお問い合わせ先
白菜キッチン コルチナ
西宮市久保町8-18 1F
TEL: 0798(55)4969
URL: https://colchina.stores.jp/