レーザー加工を施すことで細部まで再現、
西宮の美しい風景をダンボールクラフトに

西宮の魅力の一つ、美しい風景。「西宮風景箱」は、そんな風景をシルエットにしてダンボールクラフトに仕立てた商品です。繊細なレーザー加工を施した、カラフルなダンボールを重ね合わせることで奥行きを出し、一つの風景を作り上げます。「もともとは“物”にのせて西宮らしさを発信したい、と考えたことがきっかけでした。」とは、合同会社西宮流の岡本順子さん。シリーズ第一弾の「時計台のある風景」が誕生した当時を振り返りながら詳しいお話を伺いました。

2007年に西宮流誕生、そして未来へ進む

合同会社西宮流は、その前身である西宮流の時代から、地域情報サイトの運営を主体にウェブサイトの制作・運営、広報物や販促物の制作、イベント運営、商品開発など西宮を盛り上げるためのさまざまな活動に取り組んでこられました。「誕生したのは2007年。西宮市のポータルサイトのプロポーザルに参加したことに始まります。」と岡本さん。聞けば2023年10月に法人化したばかりなのだとか。「西宮流の今後を考えた時に、この歴史を絶つのはもったいないと。そんな時に、代表の松尾と知り合ったことで法人化に踏み切りました。」と話してくださいました。若い松尾さんを代表とすることで、事業の継続とさらなる飛躍を期したそうです。

これまでの出会いが商品誕生のきっかけに

そんな同社が「西宮風景箱」を商品化したのは2014年。仕事で西宮の各地を取材しているうちに「この西宮の美しい風景を商品化したい」と考えるようになったのだとか。そんな時、かつて取材で出会った、ダンボールクラフト製作を手掛ける小寺誠さんに「西宮の風景をダンボールクラフトにできないか」と話を持ち掛けたそうです。このアイデアに小寺さんも賛同。ちょうど関西学院大学の開学125周年のタイミングと重なったこともあり、ノベルティとして提案し、それが見事採用されたことで、シリーズ第1弾の「時計台のある風景」が商品化されました。それから現在に至るまで全部で8種類の西宮の風景が商品化されています。

高い技術力は海外からも評価を受ける

「シリーズを追うごとに技術力も上がり、より細かな加工ができるようになりました。例えば最新作の甲子園球場だと、ボールの縫い目、スコアボード、ツタの葉の模様まで再現されています。」と岡本さん。実際に商品を手に取って拝見すると、改めてその細かさに驚かされます。「よくプリントしていると勘違いされますが、そうではありません。これはダンボールの表面だけをレーザーで削っているんです。」とのこと。西宮を代表する人気キャラクターである涼宮ハルヒを扱った「SOS団、時計塔に集合よ！」も同じ技術で加工されているのだとか。国内はもちろん海外のファンからも高い評価を受けているというのも納得のクオリティです。

さらに知名度を上げて商品の横展開を

代表の松尾さんに、今後の目標について伺ったところ「シリーズも9作品が揃い、代表的な西宮の風景はすべて網羅できたかな、と思っています。ですので、例えば西宮を拠点にされている企業様にノベルティとして採用してもらうなど、商品の横展開ができれば嬉しい。周年を迎える企業様の社屋や取り扱っておられる商品をデザインに採り入れて、それをオリジナルの風景箱として関係者に贈呈すれば喜ばれるはず。小ロットから制作できますし、材料もダンボールなのでコストの面でも期待に応えられると思います。」とのこと。そのためにも、もっと西宮風景箱の認知度をあげて、西宮を代表するお土産に成長させたいとおっしゃっていました。現在、ネットショップの西宮流ショップ、またはアクタ西宮西館４階にあるジュンク堂書店西宮店にて購入できます。ぜひ、あなたのお気に入りの風景を見つけてください。

※掲載している写真は取材当時（2023年12月）のものです

西宮風景箱

・時計台のある風景
・川のある風景
・白帆輝く風景
・酒蔵のある風景
・山のある風景
・福を招くまち
・野球場のあるまち（小）
1,320円（税込）

・SOS団の集合場所
1,980円（税込）

・野球場のある風景（大）
2,475円（税込）

オンラインショップ
https://nishinomiya.thebase.in/

商品に関するお問い合わせ先
合同会社西宮流
西宮市羽衣町7番30号夙川グリーンタウン3階
TEL: 0798（41）7676
URL: https://nishinomiya-style.jp/