見た目も履き心地も抜群の
フルハンドメイド・大人スニーカー

基本的に日本人の足は、足裏の幅が広く、甲が高い「どっしり型」だと言われています。今回お話を伺ったEMA CREATE SHOESさんは西宮を拠点に、そんな日本人の足に合うスニーカー、しかも「洗練された大人の格好良さ」を目指して、フルハンドメイドで受注生産しておられます。もともとは大手シューズメーカーで企画、デザイン、生産管理などを手掛けておられた代表取締役社長の斉藤慎二さんが、何をきっかけにブランドを立ち上げたのか、そのあたりを深掘りしてきました。

ひっそりと佇むこだわり靴の発信基地

EMA CREATE SHOES（以下EMA）さんがお店を構えているのは、西宮市役所から少し南へ下がった国道43号線の手前あたり。一見、オシャレな雑貨屋さんのような店構えです。1階のショップには色とりどりのスニーカーやパンプスが並び、2階はワークショップのスペースになっています。それにしても斉藤さんは、なぜ西宮のこちらの場所を選ばれたのでしょう。
「自宅近くで空き店舗を探していたら、たまたま見つかりました。もともとはお蕎麦屋さん、その後は古着を扱うお店が入っていたようです。気付かれにくい場所にありますが、テレビで紹介された時はたくさんのお客様が来られて、なかなかの賑わいでした（笑）」と笑います。

始まりは「作れるものを作る」スタンスから

それにしても大手シューズメーカーを退職して、自社ブランドを立ち上げるのはかなりの勇気が必要だったのではないでしょうか。「どうでしょうか。もともと将来は自分で何かをやりたいとは考えていたので。当時、子供が生まれたばかりで、このままだと生活を優先して動けなくなるな、と思って踏み切りました。」
ただ、その頃は靴にはこだわらず、前職の絡みで手に入りやすかった「革」とミシンを使って「作れるものを作る」というスタンスだったとのこと。奥様と二人で財布やパスケース、アクセサリーなどを作っていたそうで、あまり数は作れません。その時に受注生産という現在のスタイルを確立したと言います。

圧倒的な早さでオーダーメイドを叶えたい

「受注生産なら在庫を抱えるリスクがありませんし、お客様の好きなパーツを組み合わせてオリジナルの商品を作ることもできます。そのスタイルが評判となり、特に女性のパンプスのオーダーが増えたので、そこからは靴に絞ることにしました。」と斉藤さん。
そんな斉藤さんが本革スニーカーを作ることになったのは「スニーカーはどこも同じような品揃えで、自分が欲しいものがない。だったら自分で作ってしまおう。」と思ったことがきっかけとのこと。オーダーを受けてから2週間ほどで作れてしまう、そのスピーディさも強みだそうですが、斉藤さんが目指しているのはさらに上、「在庫は無いけれど、在庫があるような感覚でオーダーメイドできるお店」だそうです。

神社の「絵馬」のように願いを叶える存在に

EMAさんとしての今後のヴィジョンについて伺ったところ「現在、この西宮のアトリエ兼ショップと東京の町田と神奈川県の横須賀にある百貨店内にある2つのお店、そして今は人手不足で休業している神奈川県の辻堂店に加えて、京都市や神戸市などにも出店したいと考えています。最終的に10店舗ほどにまで拡大したいですね。」と語ってくれました。
その理想を叶えるためにも、今後はスタッフを集めて、その教育にも力を入れたいとのことです。
実はEMAというブランド名は、神社の「絵馬」に由来するのだとか。「近くに西宮神社があることから思いついたのですが、その名の通り、これからもたくさんのお客様の願いを叶えたいですね。」と佐藤さん。一時中断していたモカシンシューズを自分で作るワークショップも再開したそうなので、ぜひ参加して、EMAさんの魅力に触れてみてください。

本革スニーカー

・EMA SUN 19,800円（税込）
・EMA Bee 18,700円（税込）
・EMA NEO-2 19,800円（税込）
など

オンラインショップ
https://naluema.base.shop/

商品に関するお問い合わせ先
事業所　株式会社EMA
西宮市戸田街3-6
TEL: 0798（35）7633
URL: https://ema-nishinomiya.jp/