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古野電気株式会社

環境に優しい技術を海底から宇宙まで 古野電気株式会社

経営と一体で環境に取り組む


古野電気株式会社

世界で初めて魚群探知機を実用化した古野電気。現在では、船舶用電子機器だけでなく、GPS関連機器や医療用機器など、「海底から宇宙まで」幅広いフィールドで事業を展開している。

 同社の環境活動は、経営と一体で推進して来た。ISO14001の導入を積極的に進め、環境理念・環境方針を明文化するとともに、環境管理推進組織をつくりあげ、マネジメント体制を確立。事業のあらゆる場面で環境活動を進めている。

 環境活動の取り組み項目としては、大きく4つ。「環境に優しい製品作り」「地球温暖化防止」「廃棄物のリサイクル化」「環境汚染の防止」で、項目ごとに毎年、目標値を設定している。2009度には、廃棄物のリサイクル化は達成率88%、環境汚染防止につながる社有車の低排出ガス車化は77%に達し、地球温暖化防止につながる二酸化炭素排出量の削減は前年度実績比-11%を実現した。

ユーザーニーズに応える環境適合設計


古野電気株式会社

「環境に優しい製品作り」は、同社の環境取り組みにおいて近年、特に重視している項目である。売り上げの約60%が海外での取引という同社にとって、ヨーロッパの厳しい環境規制に対応することは必須課題となっている。
中でも、電気・電子機器における特定化学物質の使用制限に関するRoHS指令やREACH規則(いずれも、鉛や水銀、カドミウム等の有害物質を制限・管理するEUの規制)に対応するため、サプライヤーやパートナー企業との連携のもと、化学物質の含有についての調査・管理システムを構築したところだ。

 一方で、製品作りにおいては環境適合設計を導入。例えば、鉛や水銀といった化学物質は機能の確保や向上に欠かせないものとされてきたが、同社では製品開発の際にすべてを見直し、設計段階で使用削減や代替材の使用を検討している。船速測定ドップラソナーセンサーの開発はそのひとつで、新素材によるセンサー開発から手掛け、鉛含有量を90%削減。さらに、軽量化・小型化を追求して25%の電力消費の低減も実現した。

 製品の軽量化・小型化・省エネ化も進んでいる。船舶用ディスプレイでは、液晶のバックライト光源に白色LEDを採用して消費電力を30%節減。薄型化と重量30%減を併せて実現した。高照度LEDバックライト液晶の開発は、同社と液晶メーカーの協力によって可能になったもので、ユーザーニーズに応える製品として注目を集めている。

最先端技術を利用した環境事業


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 さらに、より積極的な環境事業としては、海洋資源の保護を目指した高度な探知機の研究が挙げられる。
同社が有する魚群探知機の技術を応用し、海中の魚群分布だけでなく、魚の体長や群れの密度を計測するものだ。魚の乱獲防止や稚魚の保護を進めるとともに、安全操業と持続可能な漁業を支える機器として開発中。また、GPSを活用した船舶ナビゲーションシステムは、最適航路へと誘導することで、船舶の消費エネルギーを軽減することが狙い。
いずれも、同社の強みである最先端技術を活用したもので、近い将来の実用化に向けて研究開発が進んでいる。超音波や電磁波、情報処理、信号処理、情報通信といった技術は汎用性が高く、同社では、今後も環境事業への応用に大きな期待を寄せている。

会社概要
古野電気株式会社
代表取締役社長:古野幸男
資本金:7,534百万円
連結従業員数:2,678人
本社:西宮市芦原町9-52
TEL.0798-65-2111(代表)
http://www.furuno.co.jp