セミナーイベント

中左

検定

中右

貸会議室のご案内

会館へのアクセス

阪急電鉄株式会社

「水を活用し、水を守る」阪急西宮ガーデンズの取り組み  阪急電鉄株式会社

雨水を貯めて外周部の植栽に散水


阪急電鉄株式会社西日本最大のショッピングセンターとして、2008年11月26日にオープンした「阪急西宮ガーデンズ」。
その名の通り、花と緑にあふれた屋上庭園「スカイガーデン」やメインエントランス前の「ウエルカムガーデン」などの庭が施設のあちらこちらに配置されている。開発地区全体で約15,000㎡もの面積を緑化しているが、中でも面積が大きい建物外周部の植栽への散水には雨水を活用している。

 屋上のスカイガーデンなど建物に降った雨は、すべて建物地下の貯水槽に流れ込む。その容量は2,300t。貯水槽の主目的は、大雨が降ったときに下水へ流す水量をコントロールすることだが、この水を外周部の植栽に散水することで資源の活用に役立てている。雨センサー付きの自動潅水装置が水やりを行っており、夏季には月間2,000tの雨水を利用。ドラム缶に換算して約1万本分の水をまかなっている計算だ。
 このほか、「水を活用する」取り組みとして、井戸水を処理してトイレ排水や館内植栽への潅水に使用。用途に応じて、雨水、井戸水、水道水を使い分けている。

バイオの力で厨房排水を処理


阪急西宮ガーデンズの地下には、もうひとつ重要な設備がある。厨房排水除害設備である。専門店街の飲食・食品関連店舗とイズミヤ、阪急百貨店を合わせると、毎日の厨房排水は約500tにものぼる。このため、公共下水へ放流する前段階で、厨房排水に含まれる汚濁物質を処理しているのである。

 同設備では、スーパーH菌と呼ばれる複合微生物群による処理システムを導入。
この菌は油分解に優れており、最終的には炭酸ガスと水にまで分解し、汚泥の発生も極めて少ないという。
施設のオペレーションは良好で、開業以来、西宮市が毎月行っている水質測定検査でも市の基準値を大きく下回る数値をキープしている。

好評を博した「打ち水大作戦」


阪急電鉄株式会社環境への取り組みは、水資源だけにとどまらない。高効率ターボ冷凍機、氷蓄熱システム、ガスコージェネレーションシステムによる発電廃熱の利用のほか、太陽光発電・風力発電・LED照明器具を採用し、消費電力の軽減に貢献。ハイサイドライトやトップライトなど自然光を採り入れるとともに、熱透過性の低い複層ガラスを採用して空調負荷の軽減に役立てている。

 屋上庭園の噴水にはミスト機能があり、加えてシネマコンプレックス(複合型映画館)屋上等に猛暑時のヒートアイランド対策として、散水用スプリンクラーを設置している。また、2009年夏にテナントと協力して、外周部に井戸水を散水する「打ち水大作戦」を実施した。
冷却効果が得られただけでなく、エコな暮らしの知恵として好評を博した。「水のエコ」アピールにもつながるイベントとして、今年の夏も継続する予定だ。

会社概要
阪急電鉄株式会社
代表取締役社長:角 和夫氏
資本金:1億円 社員数:1,638人(2009年7月1日現在)※受入出向者を除く
事業所:阪急西宮ガーデンズ
西宮市高松町14-2
TEL:0798-68-6666  http://nishinomiya-gardens.com