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株式会社阪神技術研究所

無駄な液を使わない歯科向けX線フィルム 株式会社阪神技術研究所

歯科向けX線フィルムでトップシェア


株式会社阪神技術研究所

歯科向けX線フィルムをはじめとする商品群

 歯科向けX線フィルムで約40%のシェアを持ち、外資系メーカーと2社でほぼシェアを分け合う。創業は1958(昭和33)年。歯科におけるレントゲン撮影が保険適用になり、X線フィルムが品薄になっていることに目をつけたのが創業者の澤田良作氏。元々カメラが趣味で、自分で何でも作ってしまう手先の器用さを生かしX線フィルムづくりを始めた。
 歯科医用X線フィルムは、口の中で撮影するためフィルムの外側をビニールカバーで包まれているのが特徴だ。アイデアマンでもあった創業者は、大学病院などから伝わってくるニーズをもとに、次々に新たな商品を送り出した。

現場のニーズ踏まえ商品開発


 例えば、白昼現像方式フィルムは、暗室がないと現像できない不便を解消した商品。ビニールカバーとフィルムの間に現像、定着液を注入し、そのまま手でもむだけで現像できるようにした。
 整理番号付きフィルムは、ビニールカバーの端の部分に鉛の混ざった樹脂で数字が印字されている。鉛はX線を通しにくいため現像時にフィルムに数字が白く浮かび上がる仕組み。多くの患者のフィルムを整理しやすいように、と考えられたものだ。
 現像プロセスでは現像液の後、定着液を使うが、これを1液だけで済むようにした。現在では撮影後30秒ほど手もみすれば現像できるという。「大量の現像液、定着液を使わなくても現像できるように、というのが創業者のこだわりで、当社が送りだしてきた商品群はすべてに無駄が省かれたものばかりです」と、技術・製造担当マネージャーの横田博さん。

省エネ診断で電気代4分の3に 


株式会社阪神技術研究所

阪神西宮駅近くに建つ本社

 同社が西宮商工会議所の省エネ診断を受けたのは一昨年11月のこと。「環境負荷低減のために、またコスト削減にもつながればと考えました」と横田さん。
 事務所、工場全体のエネルギー使用量を調べたところ、フィルムの保存に使う恒温恒湿室のエネルギー使用量が突出していることが分かった。「感覚的にはわかっていましたがデータとして突きつけられると改めて対策を急がねばという気持ちになりました」
 恒温恒湿室はフィルムに悪影響を及ぼさないように1年中を通して温度22度、湿度55%になるよう制御されている。そこで、特に悪影響が想定される夏場を除き、作業時間以外はエアコンのスイッチを切るようにしたところ、使用電力量が約25%削減できた。
 そのほかにも街灯の蛍光水銀ランプを省エネ型のランプに変更。昨年からは5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)活動の中でエアコンのリモコンに夏場28℃、冬場20℃の設定温度をシールで貼り付け、節電意識を徹底。いずれは事務所内の照明を蛍光灯からLEDに変えていく予定。「できるところからしっかり取り組んでいきたい」と話し、地道に、着実に省エネに取り組んでいこうとしている。

会社概要
株式会社阪神技術研究所

  • 代表取締役社長:澤田憲作
  • 従業員数:79名
  • 設立:1959(昭和34)年
  • 所在地:西宮市久保町4-18 
  • TEL:0798-33-6321
  • ホームページ:http://www.hatela.co.jp/