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ジェイカス株式会社

文書出張細断サービスで事業所の紙ごみ削減を安全にリサイクル ジェイカス株式会社

「エコステージ」でエネルギー使用量を削減


ジェイカス株式会社

 加賀澤社長が1台の軽トラックで運送業を始めたのは1986(昭和61)年のこと。以降、丁寧な仕事ぶりで地道に業容を拡大し、大手コピー機メーカーと直接取引するまでになった。そのメーカーからある時、「エコステージ」と呼ばれる環境マネジメントシステムの認証取得を勧められた。「エコステージ」は工数やコストの面から中小企業にとってハードルの高いISO14001の簡易版である。かねてより「中小企業も環境に取り組んでいかないと勝ち残れない時代が来る」と考えていた加賀澤社長は2005(平成17)年に導入を決めた。
 水や電気、燃料などの使用量の削減目標を決めPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回してその達成を目指す仕組みである。特にドライバー向けには、運行状況を記録するデジタルタコグラフのデータをもとに環境に配慮した運転をしているかを判断し、一定数値をクリアしたドライバーには毎月米5kgを手渡している。「当初は現金だったのですが、お米なら奥さんに喜ばれる。『今月はもらえなかったの?』と催促されることで、達成のモチベーションにつながっている」と、加賀澤社長は“現物効果”のメリットを説く。

環境をテーマにした事業もスタート


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 エコステージの導入はエネルギーコスト削減にもつながり経営面でも寄与したが、「社内的な取り組みだけでなく、環境をビジネスとして展開していきたい」と考えていた加賀澤社長は、2006(平成18)年から「文書出張細断サービス」を始めた。顧客の個人情報などが印刷された機密文書については専門業者に委託して焼却処分されるのが通常のケースである。これに対し、「文書出張細断サービス」では、シュレッダーを搭載した3tトラックが顧客の事務所に出向いて目の前で細断する。細断された紙は全量がコピー用紙などに再利用される仕組みだ。情報漏えいの防止につながるだけでなく、紙ごみのリサイクルにつながる。サービスを利用する企業は年々増えているそうで、「環境をテーマにした事業を」という加賀澤社長の思いは実りつつある。

「省エネ診断」活用し、データを見える化


 その後も事業は順調に拡大し、2010(平成22)年には神戸・六甲アイランドに新たな物流倉庫を開設した。その倉庫は規模が大きく荷主会社も出入りするため、本社事務所ほどにエネルギーコストが抑えられていないのが現状だ。そこで平成24年8月に西宮商工会議所を通じて「省エネ診断」を実施し、照明などの電気代を中心に電気使用量などの見える化に取り組んだ。このデータをもとに荷主業者を集めた会議を開き、こまめな消灯などを呼びかけていく。「データで説明すればより省エネの理解も得られやすくなる」と話す。
 今後は、船便で中国から入ってくる木製パレットの再利用を兵庫県トラック協会で取り組んでいくほか、「廃棄されているケーキ残渣を飼料にするビジネスも育てていきたい」とさらなる取り組みに向け意欲を燃やしている。

会社概要
ジェイカス株式会社

  • 代表取締役:加賀澤 一
  • 従業員数:39名
  • 設立:1990(平成2)年
  • 所在地:西宮市西宮浜3-26
  • TEL:0798-38-7437
  • ホームページ:http://www.j-cas.co.jp/