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マツダ株式会社

資源ごみのリサイクル事業を通じて、新たなビジネスモデルの構築に挑む マツダ株式会社

ISO14001の認証取得が業績向上に寄与


マツダ株式会社

パッカー車47台(ほかに25台の回収車)で回収業務を担当

 製紙原料問屋として、古紙の回収とリサイクルの事業を手がけるマツダ株式会社。「お客様の困りごとにきめ細かく対応する」ことで、現在では古紙以外にペットボトルから瓶、アルミ缶、スチール缶など、あらゆる資源ごみの回収に取り組み、顧客のリサイクル率の向上に貢献している。また近年は、機密書類の回収業務と、食品残さの回収とリサイクルも積極的に行っている。
 西宮市内においては、西宮浜にて西宮工場と西宮リサイクルセンターを運営中である。前者の工場では古紙のリサイクル処理を行う一方、後者のリサイクルセンターでは機密書類および発泡スチロールの処理を手がけている。
 環境マネジメントシステムについては、取扱品目が拡大し、従業員の数が増えた2005年にISO14001の認証を取得した。「現場の従業員が中心になって認証取得に向けた準備作業を行ったため、書類の整備など取得までには苦労がずいぶんとあった。しかし、社内の意識を高める上では良い経験となっている。また、整理整頓などいわゆる5Sに対する意識も高まった」と、松田社長は成果を振り返っている。
 認証取得の翌2006年、同社は社名を有限会社松田商店からマツダ株式会社に改称。経営の改革を推進したことで、以降、業績の向上を果たしている。ISOとの関連については、「環境負荷の低減に取り組むのがISOの趣旨であり、それはイコール、当社の事業に直結している。リサイクル品の取扱いを積極的に増やしたことで増収を達成することができた。収益の見える化を図る上で、ISO14001は有効な手段」と、導入の手応えを語っている。今後の課題としては、従業員のさらなる意識向上を図ることで、地域の環境保全に貢献できる企業をめざしていくことだという。

食料の循環型社会への貢献をめざす


マツダ株式会社

松田禎一社長。自らも現場経験が豊富で、現場の視点で経営革新に取り組む

 環境マネジメントシステムの導入後、新たな事業として実績を着実に伸ばしているのが、食品残さのリサイクル事業である。「お客様の困りごとにきめ細かく応える」という経営姿勢から派生した事業の一つだ。食品スーパーや外食事業者などと共同で「食品リサイクルループ」を展開。2011年4月、農林水産省および環境省から食品循環資源に関する認証を取得した。回収した食品残さを原料に液体肥料を加工し、農作物の育成に役立てている。
 現在、兵庫県内の2か所にて独自に農場(マツダファーム)を確保し、野菜などの栽培を行っている。「食品スーパーに加えて、新たに有馬温泉の旅館などから出る生ごみのリサイクルに取り組んでいる最中。当社としては、食品廃棄物の量を抑制することで環境負荷の低減に役立ちたいと考えている。また、農業に自ら取り組むことで、食料の循環型社会に貢献できる企業をめざしたい」と、松田社長は抱負を語っている。
 同社では農業の従事者として高齢者の雇用を進め、雇用機会の創出にも取り組む考えだ。「地域環境に貢献する企業として、社員が現役時代も定年後も輝く場を一つでも多く提供していきたい」と、松田社長の夢は大きく膨らむ。環境経営を追求することは、企業にとって新たな成長の起点となる。その実証に向けてマツダは力強く前進している。

会社概要
マツダ株式会社

  • 代表取締役社長:松田禎一
  • 資本金:9500万円
  • 従業員数:90名
  • 創業:1968(昭和43)年
  • 所在地:西宮市西宮浜1丁目8
  • TEL:0798-22-3250