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長岡実業株式会社

ISO14001の認証取得を契機に環境活動を加速 長岡実業株式会社

環境方針に基づいて活動の目標を明確化


長岡実業株式会社

 長岡実業株式会社は、薄荷(はっか)および薬用人参(にんじん)など薬種天産物の加工販売を主な事業としている。創業は1804年で200年以上の歴史を誇っている老舗企業だ。薄荷をユーザーの用途ごとに加工したカスタムメイド製品である「テーラードミント」に関しては、国内の市場シェアの約6割を占めるトップメーカーである。
 創業以来、薄荷をはじめとする環境に優しい天産物の加工・販売を展開してきたことから、早くから事業活動のすべてにおいて環境保全に配慮した経営に努めてきた。この経営姿勢を内外に明確に示したのが、環境保全推進に係わる国際認証規格、ISO14001の認証取得である。2004年6月、同社はすべての事業活動・製品およびサービスの部門で取得した。
 取得に際しては、前年8月に全従業員の参加によるキックオフ大会を開催。社長自らが環境についての取り組みと、1年近くかけて全社的な推進体制を整える一方、社内の各部門において、環境負荷となる項目の抽出ならびに遵守すべき法規を特定するとともに、環境方針や目標の策定に向けた計画を決定した。
 総務部の石本俊雄課長は「社内で初めての取り組みであったことから、一から勉強しながら認証取得に向けた作業の洗い出しを行っていった。当初は作業が中々進まずに苦労した面があったものの、社内の意識を高めていくことで認証取得にこぎ着けた」と、当時の模様について述べている。
 ISOの認証取得に続いて、同社は2006年5月に「環境方針」を公表した。この中で「環境保全の重要性を深く認識し、薄荷、その他天産物および化学物質の加工、販売に係る事業活動を通じて、地域・地球環境の維持、向上に貢献する。」という環境理念を揚げている。環境目的・目標として特に重点的に取り組んでいるのは、「天産物加工製品の積極的な展開」「資源・エネルギーの消費量の削減」「廃棄物量の削減の促進」「廃棄物の再利用・再生利用」である。

ホームページ上で環境活動の取り組みを公開


長岡実業株式会社

 社内での具体的な取り組みについて、製造部の西川浩昭係長は、「一つひとつはいずれも小さい取り組みだが、継続して積み重ねていくことで着実に成果を上げることをめざしている」と述べている。
 例えば、「資源・エネルギーの消費量の削減」では、全社的な取り組みとしてコピー用紙の使用量の削減に取り組んでいるほか、老朽化したボイラーを省エネルギータイプのものに更新した。また「廃棄物排出量の削減」では、製品の梱包資材の減量に取り組み、それまで二重包装としていたものを一重の簡易包装に改めるなどしている。「廃棄物の再利用・再生利用」では、薬用人参の抽出残のリサイクル化を促進した。抽出残は従来、産業廃棄物として処理していたが、現在は有機肥料として有効活用している。さらに、着古した作業服をウエス(清掃用布)として無駄なく利用している。
 その他、社内では倉庫作業用にガソリン使用のフォークリフトを電動型へ導入するなど、環境に優しい機器の導入に取り組んでいる。
 数々の取り組みを着実に進めていくため、社内にはISO14001の推進会議を設けてあり、各部署ごとに1名もしくは2名のメンバーを任命している。特に、製造部では資源・エネルギーの消費量を月単位で把握することで、消費量の削減に努めている。
 なお、環境への活動については、企業社会責任(CSR)の観点から地域社会や取引先などに広く伝えていくため、同社ホームページ内に「環境活動への取り組み」のページ(http://www.nagaoka-mint.co.jp/company/eco.html)を開設。環境への取り組みの状況を公開している。活動情報を開示することで、社外のステークホルダー(利害関係者)との良好なコミュ二ケーションを図るよう努めている。
 今後の取り組みとしては、社内の意識を一層高めることで、環境目標の徹底を図るほか、太陽光発電システムなどの導入を検討していくとのこと。2004年のISO14001の認証を取得して以来、環境方針に対する取り組みはさらに強化されている。

会社概要
長岡実業株式会社
代表取締役社長:長岡良輔
資本金:4,500万円
従業員数:49名(2011年8月時点)
創業:1804年(文化元年)
本社:西宮市西宮浜4丁目7番18号
TEL:0798-26-1001