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「見える」環境への取り組みを目指して 株式会社オカベ

ユーザーニーズに応える開発力が強み


株式会社オカベ

 家具やシステムキッチン、住宅建築部材などの組み立て工場で欠かすことができないビス締機、釘打機などを製造する株式会社オカベ。昨年6月で会社設立50年を迎えた。

 同社は、酒ビンの木箱を組み立てる自動釘打機の製造を端緒に、西宮市の地場産業である日本酒製造業とともに発展してきた。木工用工作機械の開発技術にすぐれ、ユーザーニーズにきめ細かく応えるオーダーメイド製品が強みだ。自動化や省力化、製造ラインの開発・設計にも取り組んでおり、ユーザー企業の製造コスト削減に貢献している。ものづくりに対する飽くなき探究心は、同社が保有する実用新案登録の数からもうかがえる。

 近年では、同社が開発した「ルータ ボーリング付丸蝶番ビス締め機」が、大阪ウッドテクノロジーフェア2008で最優秀製品賞、2008東京国際木工機械展『新製品コンテスト』において優秀賞を獲得するなど、業界で高い評価を受けている。また、工場の安全管理にも力を注いでおり、2009年度に西宮市から「労働安全衛生努力賞」を授与された。

省エネ診断とアドバイスをもとに


株式会社オカベ

 環境への取り組みは、2009年に西宮商工会議所の省エネ診断サービスを受けて大きく前進した。これは、西宮商工会議所の「エコタウンづくり事業」の一貫で、事業所に専門家が出向いて調査を行い、省エネ診断および改善方法をアドバイスする制度だ。第三者による客観的な調査・診断は、これまで自社では気づかなかった問題点の指摘や具体的な改善策の提案などが行われるとして、中小規模の事業所から高い評価を得ている。

 同社では診断後のアドバイスを基に、例えば、コンプレッサの近くにサブタンクを設置、エア配管も見直しエアコンの温度管理を徹底するなど、具体的な改善策を実施。また、「工場に温・湿度計を設置して『見える化』を進めたことで、社員が温度管理を意識するようになった」と同社管理部の山根部長は話す。第一工場は電力デマンド(消費電力監視システム)の目標デマンド値が72kWから67kwへと5kW下がるなど、期待していた効果も現れはじめた。

 2010年12月には、省エネ診断サービス実施から1年目のフォローとして再調査が行われ、取り組みの検証と今後の課題が提起された。

「エコアクション21(EA21)」導入へ


株式会社オカベ

 こうした取り組みの進捗状況を受けて、同社では環境マネジメントシステム「エコアクション21(EA21)」の認証・登録を検討。その第一段階として、今年度はEA21に関するセミナーを受講することが決まった。

 担当する山根部長は「省エネ診断に基づいた取り組みでは、組織化と数値化が必要だと痛感しました。また、取り組むべき課題も浮き彫りになりました。今後は認証取得という目標を掲げることで、省エネに対する意識を社員全体に広げて行きたい」と期待を寄せる。現在は、目標数値を確定し、省エネ活動の取り組み体制を構築することが求められており、『見える化』をさらに進めて行く方針だ。

 一方で、同社では工場の空調と照明に要する電力消費量が大きく、これを改善するためには事業所の断熱工事や省エネタイプの空調・照明設備の導入など、新たな投資も必要になってくる。こちらでも、イニシャルコストの費用対効果を検証しつつ、改善を進めているところである。

会社概要
株式会社オカベ
代表取締役社長:西村文夫
資本金:3,200万円
連結従業員数:27人
本社:西宮市今津久寿川町3番3号
TEL.0798-26-3861
http://www.okabe-web.co.jp