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株式会社ユアサ

紙のリサイクルで、地域に密着したエコ活動を実践  株式会社ユアサ

「紙芯なしのトイレットペーパー」を世に広める


株式会社ユアサ生活協同組合コープこうべをはじめとする地域の顧客を対象に、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの紙製品を卸販売している株式会社ユアサ。

商社でありながら、単に既存の商品を仕入れ・販売するだけでなく、再生紙を利用した新商品の開発や紙リサイクルなどのサービスを通じて、環境保護に貢献している点が同社の特色だ。

 「紙芯なしのトイレットペーパーも、当社が世に広めたんですよ」と語るのは営業グループ取締役部長の湯浅善応氏。

通常、トイレットペーパーの中央にはボール紙で作られた円筒状の紙芯が入っているが、これは使用後にゴミとなって捨てられてしまう。
この無駄をなくすため、25年前に生活協同組合コープこうべと一緒に考案したのが紙芯なしのトイレットペーパーだ。

現在のようにエコロジーという概念が一般的でなかった当時としては、非常に先進性の高い事業といえる。

機密書類、不要書類のリサイクルも開始


株式会社ユアサこれに加えて近年スタートしたのが、機密書類、不要書類のリサイクル事業だ。
「個人情報保護が叫ばれるようになってから、企業にとって機密書類の適切な廃棄は必須の課題になりました。

ファイルから外して紙をシュレッダーにかけ、これを廃棄業者に処分してもらうのは手間もコストもかかる作業。
当社は製紙メーカー3社と提携してこれらの不要書類を回収し、これを溶解処理して作ったトイレットペーパーを再び回収先に再利用してもらっているんです」と湯浅氏はこのシステムを説明する。

 企業にとっては機密書類を溶解することで安全に処理できるというメリットがある上に、CO2排出量削減や資源節約にも効果があるため対外的なイメージアップにもつながる。
とりわけISO14000の認証を取得した企業は環境への取り組みが求められているため、徐々にニーズも伸びつつあるという。

 2006年2月には一連の企業姿勢が評価され、こうべ環境フォーラムが主催するKEMS(神戸環境マネジメントシステム)の認証も取得。2007年にはより審査の厳しいKEMSステップ2を取得するなど、同社の環境への取り組みはますます本格化している。

地域での啓蒙活動など、さらなる地元貢献を


これらのメイン事業に加え、7年ほど前からはLEAF(NPO法人こども環境活動支援協会)と提携し地域での啓蒙活動を行っている。

「元々のきっかけは、私が個人的にボランティアをしたいと思ったこと。
今では地域の小中学校、高校などの授業に参加し、紙のリサイクル技術に関して児童たちに学んでもらっています。
特に小学生向けの授業では語彙の選び方や説明方法が難しく、毎回工夫をこらしていますよ」と湯浅氏は語る。

今後の目標については、「これまで以上に西宮市内の事業所様に密着したサービスを展開していくことですね」と湯浅氏は話す。
「西宮商工会議所が推し進めているエコタウンづくり推進事業の中でも、お役に立てることがあればやっていきたい。

また、今後は環境配慮サービスの展開をより効率的に事業の発展につなげていければと考えています」。大手企業を中心に、同社のリサイクルサービスを利用する企業は着実に増えつつある。
長年環境事業に取り組んできた同社の理念が、いよいよ大きく実を結ぶ時代がやって来たといえそうだ。

会社概要
株式会社ユアサ
代表取締役:湯浅悦治氏
資本金:4,212万円
社員数:24人
本社:兵庫県西宮市田中町4-17
TEL:0798-33-4511  http://www.e-yuasa.co.jp/