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株式会社理容大丸(スーパーヘアーセオ)

株式会社理容大丸(スーパーヘアーセオ)|頭髪で悩みを抱える人に寄り添い、満足度の高いかつらを低コストで提供


経営革新計画のテーマ

洗濯が可能な兵庫県産シルクを使用したかつらの開発

半世紀以上にわたって西宮市内で理容店を経営する一方、早くからかつらの製造・販売を手がけ、この分野におけるリーディングカンパニーである理容大丸。長年にわたって改良を重ねてきた経験を活かして、洗濯が可能なシルク素材をベース(裏地)に用いたかつらを開発した。吸水性や速乾性に富んでいるなど、競合他社にはないメリットが特長だ。がんの治療を受けている患者さん向けには、医療用かつらを製作するなど、髪の毛で悩む人々へのさらなる貢献をめざしている。

かつらの利用者のためにより良い素材を探し続ける

左から瀬尾秀夫氏、秀子氏。秀子氏の亡き夫、寛司氏の思いを継いで、より良いかつら作りに奮闘している。左から瀬尾秀夫氏、秀子氏。秀子氏の亡き夫、寛司氏の思いを継いで、より良いかつら作りに奮闘している。

 理容大丸は1951年の創業で、60年の歴史を誇る老舗の理容店。地域に根ざしたサービスの提供で事業を手堅く展開している。かつらの製造・販売も創業して2年目から手がけ、この分野における先駆者として、創業者である瀬尾清一氏、そして2代目の瀬尾寛司氏が、高品質で安価な製品の開発に尽力してきた。その思いは現在の瀬尾秀夫社長および瀬尾秀子取締役にも引き継がれ、毛髪のことで悩む人に役立つかつらの開発に取り組んでいる。
 これまでの豊富な経験を通じて、「かつらは表からは見えないベースの通気性や吸湿性が、利用者にとって重要」と、瀬尾秀子取締役は述べている。そのため、同社ではこれまでに吸湿性のよい和紙を用いたベースを開発するなど、より良い素材を探し求め続けてきた。そして、兵庫県但馬にあるメーカーが「洗えるシルク」を開発したことを知った秀子取締役は、すぐさまかつらのベースに使うことを思いついたという。「従来、シルクがベースによいことは知っていましたが、洗濯ができない点がネックでした。しかし、洗濯が可能なシルクを用いることで、和紙よりも吸湿性や速乾性に優れていることが分かり、採用することを決めたのです」と、導入の経緯を語っている。

料金を明朗にしているため、最初から安心して相談できる

好みに対応できるように、さまざまなスタイルのかつらを用意している。
好みに対応できるように、さまざまなスタイルのかつらを用意している。

 現在、このシルク素材を用いてかつらを製造しているのは理容大丸だけだ。秀夫社長によると、「汗の吸収に優れている上、肌触りがよいなど利用されている方に好評」とのこと。
 オーダーメイドのかつらというと、ベースとなる素材に人毛を植えていくことから、製造コストが高くなりがちだ。しかも、メーカーによっては顧客の要望次第で価格がさらに高くなることもある。「○○万円~」という表示では費用がどのくらいかかるのか分からず相談しにくいという面が否定できない。これに対して、理容大丸ではたとえば「スタンダードベースの部分かつらが13万円(税別)」というように料金を明示している。しかも、「後からプラスアップすることはない」と秀夫社長は強調する。あくまで顧客視点でのビジネスを守っているのだ。製造は古くから中国のメーカーに委託していて、2代目の寛司氏が苦労の末に製造ルートを開拓して以来、良好な関係を築いてきた。ここにも人と人との信頼を大切にする同社の思いを見ることができる。

「洗えるシルク」を用いて開発した、かつらのベース(裏地)。
「洗えるシルク」を用いて開発した、かつらのベース(裏地)。

困っている人のために尽くすことがメーカーとしての使命

毛髪のサンプルもきめ細かくそろえている。毛髪のサンプルもきめ細かくそろえている。

 理容大丸では購入を希望される顧客に対して、事前に十分なカウンセリングを行っている。「理容店でのサービスと合わせて、あくまでお客様の立場で考え、モノづくりを追求している」と、秀夫社長は述べている。そのため、製品の改良を続けるとともに、販売価格を低く抑えるなど経営努力を重ねている。また、理容店内に専用の個室を設けて、他人から見られることなく、かつらのアレンジやメンテナンスが行える態勢を整えている。こうした細かい配慮を通じて、毛髪に関して悩みを抱える顧客にしっかりと応えている。
 近年はがんの治療によって頭髪を失った患者さん向けに、医療用かつらの提案にも力を注いでいる。医療機関や介護施設などにパンフレットを置くほか、無料体験会を開くなど普及活動に取り組み中だ。「夫の寛司ががんで早くに亡くなったため、患者さんの苦しい思いはよく分かります。だから、髪のことで困っている人のために尽くすことが私の使命と考えます。お客様の喜ぶ姿を見ることが、何よりのやりがい。生涯現役でがんばっていきたい」と、秀子取締役は事業にかける思いを語っている。


【会社概要】

株式会社理容大丸(スーパーヘアーセオ)
所在地 兵庫県西宮市甲子園五番町15-14
代表者 代表取締役社長 瀬尾秀夫
電話 0798-46-7950
ホームページ http://www.super-hair-seo.jp