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株式会社 コーナン・メディカル

「眼の内側を撮影する」をどんどん深掘り。角膜内皮細胞撮影装置のトップランナー。株式会社コーナン・メディカル


経営革新計画のテーマ
株式会社 コーナン・メディカル 新型角膜内皮細胞撮影装置

長年培った光学系の技術を活かして、新製品の開発と新たな輸入品の販売をもとに国内市場での拡大を図る。また、海外においては、新市場の開拓を進めていく。

「こんなことができたら、いいな。なんでも撮りたい、見たい、写したい・・・、これが当社の創業以来の考え方の基本なのです」。
インタビューの冒頭に、池上哲治社長が切り出した言葉である。
角膜内皮細胞撮影装置では世界シェアトップクラスを確保する、株式会社コーナン・メディカルは、少年のような好奇心を大切にしながら、世の中の役に立つ、ワクワクするような製品を生み出していく会社。ものづくりの原点にこだわった、企業家精神にあふれた会社が西宮にある。


他社の参入、競争の激化に備え圧倒的な強さの角膜内皮細胞撮影装置に磨きをかける

コーナン スペキュラーマイクロスコープ(角膜内皮細胞撮影装置)
コーナン スペキュラーマイクロスコープ(角膜内皮細胞撮影装置)
撮影モード画面
撮影モード画面

まずコーナン・メディカルの主力製品である角膜内皮細胞撮影装置について簡単に説明しよう。眼の角膜の内側にあるのが角膜内皮細胞。白内障手術の前後にこの角膜内皮細胞の状態を観察することが欠かせない。しかし、ここは従来“見る”ことはできても“撮影する”ことができなかった。それを撮影できるようにしたのがコーナン・メディカルの角膜内皮細胞撮影装置である。

1979年に開発した角膜内皮細胞撮影装置は、今では国内のシェアでは40%近く、米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)はその解析技術を標準として認めているほどである。眼科医に圧倒的に支持されているコーナン・メディカルの角膜内皮細胞撮影装置だが、解析時間の短縮、操作性の向上など、改良を重ねて新製品を開発・投入している。

新製品の特長は

  • 解析精度の向上。コーナン・メディカルだけが採用している解析法で、他社には真似のできないものである。
  • 左右の眼を、顔を動かさずに測れるようにし、操作性をアップ。
  • 眼の高さを自動的に調整し、ボタンを押すだけに自動化。
  • 完全自動解析により各種の設定が不要。
  • 全データを内蔵ハードディスクや外付けハードディスクに記録するファイリング機能。

2009年に承認を受けた経営革新計画の大きな柱のひとつが、角膜内皮細胞撮影装置の新製品の開発・投入であり、計画にのっとって新製品を世に送り出している。しかし、決してそれに満足することはなく、自ら物足りないと思えるところをさらに良くしたいと、次々とハードルを高くしていくのがコーナン・メディカルのスタイルである。
2012年4月に発表するモデルは、今までの機器の常識である「固視灯」を見つめずに済むものである。もともと眼の調子の悪い患者さんに「1点を見つめてください」というのは、負担が大きいのではないか・・・。検査を受ける患者さんが検査機の中の1点を見つめずに済み、「普通にしていても撮影できるようになればいいだろうな」というのが出発点である。
次世代のレベルの製品を目指すコーナン・メディカルの製品開発の視点・コンセプトは、まさに「こんなことができたら、いいな」というところからスタートしている。

角膜内皮細胞撮影装置から、白内障検査装置へ。「予知・予防」のフィールドへ夢は拡がる

創業時の熱い思いは今も変わらないと語る池上社長。創業時の熱い思いは今も変わらないと語る池上社長

角膜内皮細胞を研究していくに従い、その働きや性質が解明されてきた。角膜内皮細胞は角膜が濁るのをおさえる働きがあるが、再生しない細胞といわれ、一度傷つけるとその細胞は消滅し、細胞数が減少すると濁りが消えずに失明にいたることもある。加齢とともに減少もしていく。
コーナン・メディカルでは、角膜内皮細胞撮影装置の技術を活かし、さらに白内障検査装置を開発している。撮影結果をもとに白内障の症状を数値化することが簡単に行え、インフォームドコンセントに活用できるようになる。需要増加が大いに期待できる分野である。

また、眼底は体の中でも唯一外から血管の見える部位であり、その状態を観察することができれば、病気の進行度がわかる。たとえば糖尿病の予兆なども関係してくるのではないかといも言われている。
眼は脳の末端器官であり、神経の異常も眼を見ることでわかってくる。今でも暗室でペンライトを見て瞳孔の反応を調べるという従来から行われている方法が主流。これは医師の感覚による高度な技術が求められるが、それを簡単にできる技術もコーナン・メディカルでは開発中である。

「眼は、脳に直結していますから、いろいろなことが分かると思うのです。眼に限らず、耳や口や鼻を見て撮影する分野に拡がっていきたいですね。“人間の首から上”をしっかり観察し撮影して病気の予知・予防につなげていくことが、私たちの次の夢です。」
と、池上社長は語る。創業の原点の「こんなことができたら、いいな。なんでも撮ってみたい」という精神が生きている。


ペン型のカメラ、コンパクトカメラの原型になったモデルなど、かつての製品や試作機が並ぶショウケース。コーナン・メディカルの夢が詰まっている。
ペン型のカメラ、コンパクトカメラの原型になったモデルなど、かつての製品や試作機が並ぶショウケース。

コーナン・メディカルは、1947年にカメラ好きの仲間が集まってスタートした会社である。「こんなことができたら、いいな」を次々にカタチにしてきた。社長室の小さなショウケースには、さまざまなカメラや、試作機が並べられている。
スパイ映画に出てくるような、ペン型のカメラ、気球につけるカメラ、大手メーカーのヒット商品の原型となったカメラ・・・、どれにも少年のような好奇心と技術者の夢が詰め込まれているようだ。
1970年代に受託研究からの転換を図り、試行錯誤の上たどりついたのが医療用光学機器。角膜内皮細胞撮影装置の圧倒的な強さを土台にして、次の夢に挑戦している。西宮が世界に誇るエクセレントカンパニーである。

【会社概要】

株式会社コーナン・メディカル 株式会社コーナン・メディカル
代表者 代表取締役社長 池上 哲治
本社 兵庫県西宮市宮西町10-29
電話 0798-36-3456
ホームページ http://www.konan.com