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株式会社 ライトニックス


経営革新計画のテーマ
株式会社 ライトニックス 先進医療機器の開発と生産(血糖値測定用ランセット針)

痛みを伴わないランセット針および検査システムに対する糖尿病患者のニーズに対応するため、金属針とは原材料自体全く異なる、蚊の針の形状を模した、世界初の生分解性樹脂製微細針を開発し、事業化を進めている。

痛くない血糖値測定用ランセット針。袋から出して何にも触れることなく測れる。痛くない血糖値測定用ランセット針。袋から出して何にも触れることなく測れる。

株式会社ライトニックスが2012年3月8日に販売にこぎつけた製品は、植物性樹脂からできた”超微痛”針――PINNIX® Light(ピンニックス®ライト)である。
注射針は一般に金属からできており痛みをやわらげるためには、できるだけ細く、断面を小さくする必要がある。しかし細くするのにも限界がある。ライトニックスが開発した注射針は、金属から作るという発想を変えることで生まれた。

蚊に刺されても気付かないことが多く、痛くない」というところに眼をつけて、蚊の針の構造をヒントに、植物性樹脂から注射針をつくることに成功した。製作については、大量生産、商品化が可能となり、販売ルートの確保に至るまでのスキームを固めることができた

痛くない注射針とは何か?なぜ痛くないのか

蚊の針を大きく拡大して見ると、ギザギザ状になっている。この形状が痛くない秘密である。ギザギザ形状が皮膚との接触面積を減らし、細胞もあまり傷つけず少ない抵抗で皮膚に入り込む感覚である。
この特殊形状を取り入れ、安全性の高い生体適合材料で超微細な加工を施し、商品化したものである。針を体内に刺す時の痛みを軽減するだけでなく、傷口をより小さく(低侵襲性)できる。大手の金属針メーカーも、樹脂針の研究開発に取り組んだことはあるが、実用化には至っていない。

発想と知識・技術だけがあっても商品化には、ハードルがいくつもある

イオンカウンター
福田社長の研究を支える測定器などPINNIX® Lightの先端部
PINNIX® Lightの先端部

PINNIX® Lightの材料には、天然性生分解性樹脂が使われている。もともと手術用の”溶ける糸”として開発された環境に優しく安全性も高いものである。
次に、製品づくりには欠かせない金型の製作と加工。ここでもライトニックスは独自の技術を開発している。リソグラフィー法と超精密機械加工法を組み合わせた新しい金型設計・製作技術である。
また、技術的には、小さな加工が困難とされてきた原材料(=ポリ乳酸)の加工も可能にする技術も独自で開発した。
これら一連の技術は、経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業として、ものづくり高度化法の認定を受けている


原点は子どもの頃の注射恐怖症。若年性糖尿病に苦しむ子どもたちに、朗報

PINNIX® Light開発者 福田光男社長
PINNIX® Light開発者 福田光男社長

福田社長がライトニックスを設立したのは2012年。製品の販売にこぎつけたのは2011年。10年近くを費やして確立した開発・製造・販売のスキームづくりを支えたのは、子どものころの注射恐怖症があるという。
大学を出てから就職した医療機械の会社でMR(医療情報提供者)の仕事をしていたが、もともと探究心のあふれた研究者肌の性格でもあり、会社を辞めてベンチャー企業ライトニックスを設立した。そして、かねてより温めていた「痛くない注射針」の開発に精力を注ぎ込んだのである。

開発を進めるなかで、生活習慣からおこる糖尿病ではなく、遺伝的にかかるⅠ型糖尿病というものがあることを知った。自らインシュリンを造れない症状で、毎日の血糖値測定が欠かせず、インシュリンの注射も必要で、子どもにとってはつらい病気である。
医師の紹介で、子どもの”糖尿病キャンプ”というところで、この痛くない注射針を試してもらっている。子どもたちの負担が少しでも軽減できればというのが福田社長の願いである。

2012年の秋以降より、欧州・アメリカでの販売も計画している。その必須条件となるCEマークもFDAも取得予定。こだわり続けたアイデアと技術をカタチにして、販売するところまでを10年近くかかって着地させたライトニックス。このような最先端技術を持っている、誇るべきベンチャー企業が西宮にもある。

【会社概要】

株式会社ライトニックス
代表者 代表取締役会長 福田 光男
本社 兵庫県西宮市甲東園2丁目2番6号
電話 0798-52-3594
ホームページ http://lightnix.net/