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株式会社 丹羽商店

老舗陶器店がチャレンジする利用者目線を大切にした介護ビジネス


経営革新計画のテーマ
指定居宅サービス事業者・指定介護予防サービス事業者

リハビリ特化型デイサービス・介護予防フィットネス施設『Gardenえびす』を開設。「指定居宅サービス事業者」「指定介護予防サービス事業者」として機能回復訓練を重視した介護保険のサービスを提供する。

丹羽商店の1階がリハビリ特化型デイサービスセンター「Gardenえびす」丹羽商店の1階がリハビリ特化型デイサービスセンター「Gardenえびす」

西宮神社のすぐ近く、西宮本町にある株式会社丹羽商店は、昭和22年創業の老舗の陶器店である。高級陶磁器・ガラス食器から生活・インテリア雑貨までを広く扱い、阪神間・大阪に複数店舗を展開し拡大・安定の経営を続けてきた。その老舗が不退転の決意で進出したのが、介護保険施設『Gardenえびす』である。
介護ビジネスは、多種多様な業界が進出し、競争も非常に激しい。『Gardenえびす』は、特色を鮮明にし、地域特性を活かした業態で新規分野での地位確保を目指している。

「預かる」から「通っていただく」へ。リハビリとリラックスが主体のデイサービス

「自分の親を預けたいかどうか、それが原点です」と語る丹羽秀文さん「自分の親を預けたいかどうか、それが原点です」と語る丹羽秀文さん

『Gardenえびす』の主だった特色は、まず、午前と午後の半日制であること。一般のデイサービスは、介護を必要とする人を1日「預かる」という機能が中心であるが、「1日も居るのは気が進まない」という人が多い。また、「半日ぐらいだったら行ってみようか、身体の機能回復にいいのなら・・・」という人も多い。半日制は、自分の意思で「通う」という人を対象にしているのである。

介護サービスの新事業を始めるにあたって、いろいろな施設を見にいったという『Gardenえびす』の責任者である丹羽秀文さん。まず感じたことは「自分の親を預けたいかどうかでした。とにかく明るい雰囲気でなければ」。半日制にしたのも、利用者サイドに立ったら、どう感じるかというのが原点である。

介護保険が使える施設というと、どちらかといえば受け身のイメージがするが、『Gardenえびす』は、機能回復のための「リハビリ特化型デイサービス」という能動的な側面を大切にしている。室内はトレーニングジム的雰囲気で、清潔で明るい。外からも中の様子が見える。『Gardenえびす』に通っている人の年齢層は50代から90代後半までさまざま。また、比較的介護度の軽い人から、半身マヒの人までさまざまだが、共通しているのは、楽しみにして来所され、リラックスして帰っていかれること。また、体験利用していただいた方の約9割が継続利用しているというのも、特筆すべき点である。

最新のマシン5台を順番にこなして運動する最新のマシン5台を使って運動する
指紋認証でその人のデータが取り出せる指紋認証でその人のデータが取り出せる
マッサージ台。ここでのリラックスを楽しみにこられる人も多い。マッサージ台でリラックス。
新たに導入した足湯のマシン。足を濡らすことなく、管理も簡単。お客様にも、スタッフ側にも好評新たに導入した足湯のマシン。

『Gardenえびす』のもう一つの大きな特長は、最新マシンの導入である。「medimo(メディモ)」という、兵庫県ではここにしかないマシンを導入している。入り口から順番に5台が並んでおり、計9種類の運動ができる。

「medimo」の大きな特長は、重りがないこと。モーターで負荷をかけるため、使う人に最適の負荷を微妙に調節してかけることができる。それぞれの人のデータはコンピュータ管理され、こなすべき運動が段階を追って自動的に提供される。操作は指を当てて本人認証をし(指静脈認証)、タッチパネルの指示に従って進めていくだけである。高齢者でも自分で操作できるので、一般の施設では2~3人が必要だったスタッフが、ほぼ一人で済みコストダウンに大きくつながる。労働集約型の介護の現場では画期的なことである。

『Gardenえびす』のリハビリには「加圧トレーニング」という手法も取り入れている。トレーニングを施す足や腕の血流を制限して運動する方法である。たとえば2kgの負荷で、実際は10kgの負荷をかけて運動したのと同等の効果が得られる。力の弱い高齢者に優しい、関節などを痛めにくいトレーニング方法として注目されている。

リハビリの運動が終わった後は、リラクゼーションがプログラムに組み込まれている。ここにも湯を使わない最新式の足湯の機械を導入している。管理の手間が省け、しかも清潔さを保つことができる。
ベッドに寝転んでのマッサージも好評である。「マシントレーニング」「加圧トレーニング」「リズム体操」「ストレッチ」「歩行訓練」「リラクゼーション」などが、セットになっており、半日でこなせるようにプログラムされている。

機械によるリハビリと、マッサージによるリラクゼーションをうまくミックスしたメニューを提供している施設は、西宮ではこの『Gardenえびす』ぐらいだろうと、丹羽秀文さんは語る。

二階は高級陶磁器や生活用品のショールームを兼ねた丹羽商店の事務所二階は高級陶磁器や生活用品のショールームを兼ねた丹羽商店の事務所

『Gardenえびす』のアットホームな雰囲気づくりに大きく貢献しているのは、秀文さんの母親である株式会社丹羽商店の社長夫人、弘子さん。高級陶器店の接客で磨かれた上品でおっとりした対応が効を奏している。
また、高級陶器店として長年築いてきた信用と、なじみの顧客とのつながりも大きな宝である。

丹羽商店では、1階をリハビリ特化型のデイサービスに、2階を従来の陶器店のショールームにしている。本業の陶器店は秀文さんの兄の弘一さんが継いでおり、こちらも店舗に頼らない、飲食店など、業務用食器・ブライダルギフトの納入、百貨店系の通信販売、輸入商材を多彩に取り扱う通販向け卸、ネット販売など、時代に合わせた業態で生き残りをはかっている。

商売の神様えべっさんのお膝元で長年、お客様を大切にし、愛されてきた老舗の陶器店が、時代に合わせて大きく舵を切った。


【会社概要】

株式会社丹羽商店 丹羽商店・Gardenえびす
代表者 代表取締役 丹羽謙次
Gardenえびす  管理責任者 丹羽秀文
本社 兵庫県西宮市本町11-27
電話 0798-34-2901
ホームページ http://www.garden-ebisu.com/