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有限会社トリニティ

有限会社トリニティ|ユニバーサル・ファッションの製造・小売事業


経営革新計画のテーマ

いきいきとした高齢者をつくる、おしゃれなユニバーサル・ファッションの製造・小売事業の開発

高齢者向けに介護・福祉用品の販売・レンタルを手がけてきたトリニティ。経営革新計画における新たな取り組みは、自社ブランドによる衣料品の開発だ。これまで培ったノウハウを活かして、高齢者のニーズに応えるユニバーサル・ファッションの開発に挑戦している。同社の強みはお客様の声を大切にしたモノづくり。デザイン性と機能性に富んだ高齢者向け衣料の自社企画を進めている。今後、要介護者および介護者の声に応える製品づくりで、ブランド化を図っていく計画だ。

販売・レンタル業に加えて製造小売事業の開拓をめざす

添田優作取締役。「今回の取り組みを契機に、販売および製造に関する提携を広げていきたい」と語る。添田優作取締役。「今回の取り組みを契機に、販売および製造に関する提携を広げていきたい」と語る。

 高齢者向けに介護・福祉用品の販売・レンタルを手がけるトリニティ。従来、介護施設など地域に密着した営業展開に加えて、インターネットのサイトを通じて、車椅子からベッド、入浴・トイレ関連など幅広く用品の提供を行ってきた。通販サイトに対する顧客の評価は高く、業績は順調に拡大中だ。もっとも一方で、介護・福祉用品の業界は価格競争が厳しく、利益の確保が難しくなりつつあるのも事実。いかに独自路線を築いて、付加価値の高いビジネスを確立するかが経営の課題となっている。
 経営革新計画において同社が新たに取り組んでいるのが、おしゃれなユニバーサル・ファッションの製造小売事業(SPA)の開発である。添田優作取締役によると、「既存の衣料品は、要介護者および介護者にとって十分な満足を提供しているとは言いがたい」とのこと。衣料品に対する従来の不便や不満を解消するため、デザインや機能の面でより付加価値の高い製品を作り出すことを計画の軸に据えている。

インターネット通販を通じた顧客の声をものづくりに活かす


「ワンタッチブラウス」。合わせ部分をマジックテープ留めにして飾りボタンをつけるなど、おしゃれの要素を大切にしつつ、着やすい工夫が特長。「ワンタッチブラウス」。合わせ部分をマジックテープ留めにして飾りボタンをつけるなど、おしゃれの要素を大切にしつつ、着やすい工夫が特長。

 添田修次社長はアパレルメーカーに勤めた経験があり、衣料品の専門家。そのノウハウとネットワークを活かしたモノづくりを得意としている。一方、優作取締役は介護施設やインターネット通販での営業活動を通じて、お客様の声を踏まえた製品企画が強みだ。
 特にインターネット通販を有効に活用している。その現状について、「お客様のご意見、ご要望を直接伺うことができるため、それらを基盤として、ニーズにきめ細かく対応することが可能。これが経営革新計画を進める上で重要な要素となっています」と述べている。実際、通販サイトの会員数は1万2000名に上り、サイトへの年間のアクセス人数は約60万人に達している。こうした資産をベースにして、新たな飛躍をめざしている。
 アパレル企画の第1号である「ワンタッチブラウス」は、これまでの情報収集を反映させることで、独自の機能とデザインを多数盛り込んだ。たとえば、上着の肩部分にファスナーを取り付けることで、腕が不自由な人でも着脱が容易できるように工夫した。また、ブラウスは着替えがしやすいように前開きの部分をマジックテープ留めにするとともに、飾りボタンを付けるといった着用する人への配慮を大切にしている。
 顧客ターゲットは70歳以上の女性で、「毎日楽しく外出するためのおしゃれ着」というコンセプト。同社では、ブラウスに加えて、ボトムスやインナーの製品化も検討している。今後、ラインナップを充実させることで、高齢者がいきいきとした毎日を過ごすために役立つことを願っている。

第1ボタンはボタンホールを大きめにして留めやすいように配慮。第1ボタンはボタンホールを大きめにして留めやすいように配慮。

経営革新計画をきっかけに自社ブランドの向上をめざす

 ちなみに、新規事業を考える上で経営革新計画が大いに役立った、と優作取締役は語る。「計画を推進する過程で、西宮商工会議所から有益なアドバイスをいただき、新製品の企画をブラッシュアップさせることができました。絵に描いた餅で終わることなく、期待以上の製品をつくることができたと思います」
 今回、経営革新計画が承認されたことで、トリニティは新たな事業展開に向けて大きな一歩を踏み出した。新製品の投入による事業の拡大とともに、既存の取引先である介護施設から、事業者としての信頼の向上につながることを期待している。
「介護関連の業界は競争が激しくなる中で、独自性の追求が欠かせません。計画をきっかけに他社にはない製品を提供していくことで、全国規模で販路を広げていくとともに、自社のブランディングに積極的に取り組んでいきたい。また、各地の販売会社や製造会社と提携を結ぶことも考えていきたい」と、優作氏は抱負を語っている。


【会社概要】

有限会社トリニティ
所在地 兵庫県西宮市甲子園口4-22-23 新中田ビル201
代表者 代表取締役社長 添田修次
電話 0798-61-6056
ホームページ http://trinity-web.net/
http://www.tcmart.jp