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株式会社 アーバンマテリアルズ

鉄とアルミ。どこにでもある材料を絶妙の組合せで合金化した“アルフェ”。その無限の可能性に賭ける株式会社アーバンマテリアルズ


経営革新計画のテーマ
株式会社アーバンマテリアルズ Fe-Al合金の商品化

鉄とアルミ(Fe-Al)の特殊合金(登録商標名アルフェ)のサンプル出荷をしながら、客先企業との共同研究を続けて7年。事業化し、本格的に量産体制を築くため、他企業との連携を基礎に、経営資源を強化する。自社の営業・販売強化のために中堅商社の出資を仰ぎ、本格展開にあたっては、特許を生かした研究開発に特化することでアウトソーシングに努めていく。

鉄になんらかの金属を合わせると、より優れた特性のものができる。よく知られたものではステンレスがある。鉄にニッケルやクロムを混ぜた合金で、さびにくく、さまざまな用途に使われている。
では、鉄にアルミを混ぜるとどうなるか。株式会社アーバンマテリアルズの大神田社長が開発したFe-Al合金(アルフェ)は制振性・防音性に優れている
鉄とアルミの合金は今までにもいくつかの例があるが、いずれもアルミの含有量が12%以上あり、加工しにくく割れやすい。基本的にアルミの含有量は低いほどよい。アルフェはこれを8%に抑えている。


鉄とアルミの合金を、なんとかしたい!その思いが会社設立にいたった

公共の工業研究所を経て起業した大神田社長

大神田社長は、大阪大学を卒業後、大阪市立工業研究所に入った。地域の企業のために技術相談・依頼試験・受託研究などの技術支援をする機関である。そこで金属素材に関する技術者として研究してきたが、永年携わってきた鉄とアルミの合金を商品化し、量産する事業のスキームを構築しようと会社を立ち上げた。

鉄とアルミの元素記号から名付けられた“アルフェ”。大神田社長がこだわった鉄とアルミの合金とは、どんな特性があり、どんな夢と拡がりと可能性を秘めた素材なのだろうか。

  1. 制振性が向上。振動を嫌う精密機器などへの用途がある。一般に
    制振材料としては、鉄系と非鉄系がある。前者の制振合金はいろいろ試されているが、今まで満足な性能が得られていない。また、
    後者はゴムなどを原料とするが、熱に弱いなどの弱点がある。
    鉄とアルミの合金“アルフェ”なら、強さ(剛性)は充分あり、振動の
    吸収にも優れている
    。同社のホームページでアルフェを叩いた時の
    音と、通常の金属を叩いた時の音の比較が公開されている。是非、一度試聴していただきたい。
  2. 棒材、パネル、箔・・・さまざまなものに加工が可能なアルフェ
    棒材、パネル、箔・・・さまざまなものに加工が可能なアルフェ

    磁性を持つ。磁性材料は一般に高価であるが、アルフェは鉄とアルミという
    どこにでもある材料をベースとしており、コスト面でのアドバンテージ
    がある。
    リレー・センサーなどの先端デバイスから、家庭のIH調理器用の鍋まで大きく可能性が拡がっている

  3. 耐熱性に優れる。高温で酸化する鉄の弱点をカバーする材料としてコバルト、ニッケル合金が知られているが、高価である。素材そのものが鉄とアルミのアルフェに代替する分野は大きい。
  4. 軽量・高硬度。充分な硬さを持ちながら、軽いというのは、とくに
    自動車業界が求める“永遠”の特性である。アルフェは鉄より軽く、
    強度・延性も充分
    である。ボルト・ナットなど、自動車業界の次なる素材
    として注目されている。



商品化した“打感が柔らかい”ゴルフヘッド。安定供給できるスキーム作りに取り組む。

打感が柔らかいアルフェを使ったゴルフヘッド

アルフェの用途はさまざまなところに拡がっている。待望の商品化にこぎつけたものの一つにゴルフクラブがある。ヘッドにアルフェを使用しており、鉄に比べ10%軽く“打感が柔らかく、気持ちよく打てる”と評価されている。

帯状に加工したアルフェ

加工性がよいことから“箔”状にもできるので、モータの磁気をシールドするカバーへの用途が考えられている。応答感度のよい電磁弁、排気のフィルターなど自動車関係でもさまざまな用途が拡がる。
IH調理器用の鍋など、用途も普遍的に拡がっていくが、ポイントは配合の割合と、それを可能にするどこにもないアーバンマテリアルズの技術とノウハウである。
量産し安定供給できるスキームづくりに苦労を重ねたが
ようやくその果実が実ろうとしている。

【会社概要】

株式会社アーバンマテリアルズ 株式会社アーバンマテリアルズ
代表者 大神田 佳平
本社 兵庫県西宮市寿町4-22
電話 0798-39-2001
ホームページ http://www.urbanmat.co.jp/