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株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西

飲茶パーティーの普及を通した自社ブランド商品「朱さんの飲茶タイム」の開発と販売。プロ仕様の冷凍中華点心で飲茶パーティ。提案型の宅配で「中食」市場に進出


経営革新計画のテーマ
株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西。飲茶パーティーの普及を通した自社ブランド商品「朱さんの飲茶タイム」の開発と販売 飲茶パーティーの普及を通した自社ブランド商品「朱さんの飲茶亭」の開発と販売

中国茶と点心を親しいグループで楽しむ「飲茶パーティー」を提案し、自社ブランド商品「朱さんの飲茶亭」の開発・販売を図る。食にこだわる女性層の反応を常に商品開発に反映し、事業の高収益化を目指す。

冷凍中華点心を業務用に卸販売している株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西。種類の豊富さに加え、味と品質の良さで、一流ホテルや中華レストランの料理長からも定評を得ている。プロが認めたおいしい中華点心を家庭でも楽しんでもらいたい。新たな販路開拓に取り組む株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西の社長、田中正一郎さんに話を伺った。

バラエティーの豊富さと品質の高さ。業務用分野で評判の点心を小分けして家庭用に

株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西。家庭で飲茶パーティを楽しんでもらえるよう少量パックにした冷凍中華点心

家庭で飲茶パーティを楽しんでもらえるよう少量パックにした冷凍中華点心

「外食産業は縮小の一方なんですよ。とくにリーマンショック以降は節約志向で外食する人が減ってきています」いささか暗い話でスタートしたが、明るい展望もある。テイクアウトやデリバリーなどの「中食」市場の成長である。
若い人たちの間では、食べ物や飲み物を持ち寄って家で飲み会をする「家飲み」が流行っている。ママ友のホームパーティーも盛んである。このような場に欠かせないのが、おいしくて特別感のある料理や飲み物。通販の「お取り寄せ」など、話題を作り出せるものが人気である。

この市場に注目した田中社長は、少量パックの冷凍点心を商品化した。大量割安の業務用パックではなく、食べ切れる分量にして、いろんな種類が楽しめるようにしたのである。国内の工場(親会社の埼玉工場)を持つ強みを生かした取り組みといえる。
しかしながら、業務用の分野においては高い評価と信頼を得てきた同社だが、消費者に直接販売するノウハウを持っていなかった。果たして、一般のお客様に飲茶の楽しさやおいしさが伝わるのだろうか、受け入れてもらえるのだろうか・・・。


400人の女性モニターの反響に自信。「宅配してほしい」の声が大きなヒントに

おいしいものをあれこれ食べたいという女性に人気の点心。写真は第一回飲茶パーティーのメニューです。

おいしいものをあれこれ食べたいという女性に人気の点心。写真は第一回飲茶パーティーのメニューです。

まったく新しい販売ルートを切り開くにあたって、株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西がチャレンジしたのが、200人の女性モニターによる立食試食会。2回参加し、合計400名の女性たちの生の声を聞くことができた。「とてもおいしい」「種類豊富なのがよい」など好評で、大いに自信を得たが、さらに大きなヒントももらうことができた。
参加した女性の一人が、「とってもおいしいから、うちに届けてほしい」と注文してくれたのである。「うれしかったので、宅配便ではなく、直接お届けにあがりました。」という田中社長。ただ食べるだけでなく、「飲茶パーティー」として楽しむスタイルを提案する新しいビジネスモデルが見つかった。

上海出身の留学生を雇用し、本場の飲茶を提案。おいしさとサプライズをお届けする「朱さんの飲茶タイム」

「朱さんの飲茶タイム」を企画した朱聖蓉さんと田中社長

「朱さんの飲茶タイム」を企画した朱聖蓉さんと田中社長

「飲茶パーティー」を提案する新しい展開の追い風となったのが、上海出身で関西学院大学を卒業したばかりの朱聖蓉さんの入社である。明るく聡明な彼女が監修する「朱さんの飲茶亭」という自社ブランド商品を開発した。
冷凍のパックを宅配するだけではなく、要望があれば本格的な中国スタイルで場のセッティングや食べ方の説明などを行う。「花が咲くように開く工芸茶など、珍しい中国茶もいっしょに紹介していきたいですね」という朱さん。「蒸籠(せいろ)」の貸し出しや販売も発案した。

「少しずつたくさん、いろいろ食べたい」という要望にこたえる100種類のメニューの中から提案するプロ仕様の味わいの「朱さんの飲茶亭」は、まず、西宮市、宝塚市、芦屋市で広めていく計画である。ポスティングなどでPRするとともに、実際の飲食店と提携して「飲茶パーティー」を開催していく。
西宮北口のアクタ西宮内にある中華レストランで開いた第1回目のパーティーでは参加者に満足いただけたのはもちろん、その店の宣伝にもつながり喜ばれた。提携店を増やし、飲茶パーティーを広めていく計画である。

「商品を売るのではなくて、ambience(雰囲気)や食文化を売り込みたい」という田中社長。大手ではできないきめ細かなサービスを手間を厭わずに行っていくその姿勢を支えているのは、「おいしいものは人を幸せにする。その幸せを広げていく」という理念である。


【会社概要】

株式会社ヤムチャ・フーズ・サプライ関西
代表者 代表取締役 田中 正一郎
本社 兵庫県西宮市高松町10-3-401
電話 0798-69-0565
FAX 0798-69-0566