先輩起業家紹介ELDER

先輩起業家インタビュー EP02

白石社労士事務所 代表

白石 幸史

社会保険労務士

先輩起業家として、専門職の社会保険労務士として
これからの10年は後輩達を精一杯応援!

6つの強みキーワード

  • 開業時・独立後のお金の心構え
  • 団体に所属し人脈作り
  • 次の10年は業界団体への恩返し
  • 退職トラブルは入社時から回避
  • 社業集中できる側面支援
  • 労使関係は50/50

ELDER INTERVIEW

みやスタの先輩起業家として登壇した際の思い
社労士として独立し、開業して10年になりました。まだまだ未熟ですし、進展中ではあります。でもこれからの10年はみやスタ「起業塾」の受講者さんはじめ、起業家の方々や社労士会の後輩達を応援したいと思いました。

みやスタの起業家支援に当たっての思い
家業から事業に変わるタイミングは、従業員の雇用から始まります。ルールを明確に決めていくことが重要です。
離職のトラブルは、そのほとんどの原因が入社時にあります面接に同席したり、新入社員に社内ルールを説明したりと社長の業務を代行することによって、時間を提供し、本来の業務に集中して欲しいと考えています。

ご自身の起業の経緯
起業前は何度か転職をしながら営業の仕事をしていました。しかし30歳代半ばになった頃から会社員として仕事をすることに限界を感じ、自分で自分を雇おうと起業の道を模索し始めました。
それまで勤めた会社の就業規則などを見ていた事もあり、社労士の仕事内容には興味を持っていました。何よりちょうどその頃出会った社労士が高齢であるにも関わらずパリッとしてカッコよく見え、あんな風になりたいと資格を取得しようと決意しました。

資格を取得後すぐ開業したのは良かったのですが、当初は収入が激減し、昼食代にも困る有様でした。開業するにあたって、住宅ローンの借り換えや、年金の免除・健康保険料の軽減申請などで出費を抑え、深夜の清掃業務や試験監督などのアルバイトをして生活費をねん出しました。

転機は、「団体」に所属した事が大きかったと思います。西宮商工会議所青年部や出身の近畿愛媛県人会に入会しただけでなく、2つの草野球チームも率いました。
自分を認知してもらい、人脈を作り、紹介してもらうことで顧客を獲得していきました。そしていただいた案件には誠実に向き合って確実にこなし、信頼を得る事に尽力しました。

みやスタ利用者へのメッセージ

<先輩起業家として>
誰かの為ではなく、自分の為に起業する」と肝に銘じて欲しいと思います。上手くいかなかったときに、家族や他人のせいにすることが無いように。成功すれば、自ずと家族や周りの人々を幸せにできます。

<支援者:社労士として>
社長と従業員(労使関係)は50/50、同じ立ち位置であるのが大切です。同じように顧問契約の際も、企業側と50/50 の関係でなければ、引き受けないようにしています。また、知り合いだからと値段を下げたりもしませんし、それを要求してくる人とは付き合わないようにしています。大量に名刺を配り歩いたりせず、付き合う人を精査して欲しいなと思います。

インタビューを終えて 15年連続して抽選に外れてはいますが、毎年西宮えびす神社の開門神事福男選びに参加していますと笑う白石氏。
自分は先輩方についていく「子分タイプ」だと自覚しているとの事ですが、今後はみやスタの新米起業家にとって頼れる「親分」になっていかれるかも?

取材日:2023年2月2日

【みやスタの登壇実績】
2022年6月1日 にしのみや起業フォーラム

目次
閉じる