みやスタの起業家支援を引き受けた時の決意は？
西宮商工会議所とのご縁は、会員への記帳指導員としてご指名いただいたのが始まりです。
私は社会人になって西宮に引っ越し、さらに開業もしましたが、西宮の事業者の方々とつながりが出来た事で、よりこの地に愛着がわきました。
地元の方々に、税金や会計の知識がご提供できるのではないかと考えていた頃、みやスタでの起業塾の講師をつとめる事になり、とてもやりがいを感じています。

支援に当たっての思い、大切にしていることは？
税理士の平均年齢は60歳以上ですが私はまだ20歳代（注・取材時）で、この年代の税理士は1％未満です。
ご相談に来られる起業家の方のほとんどは、私より年上ですから緊張もしますが、若いがゆえの話しやすさや親しみやすさを大切にしています。
事業的な強みとしては、クラウド会計に特化しています。インターネット上で会計処理ができ、リアルタイムで経営状況を把握できるクラウド会計は、まだそれほど普及していません。IT関連やクラウド化の支援を含めて、税金知識のご提供をしていきたいと思っています。

実際に支援した事例は？
西宮は女性の起業家が多こともあり、よく扶養の範囲に関するご相談を受けます。扶養から外れることに抵抗がある方が多いようですが、扶養範囲内であるかどうかを気にしていたら、事業は前に進みにくくなります。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。
今後も長く事業を続けていくなら、扶養は気にしつつも最終的には超えていく方向でとアドバイスをしています。