セミナー講師紹介TEACHER

六甲法律事務所

松田 昌明

弁護士、弁理士

スタートアップ時に法律を味方に付ける!
契約書で守りを固めて、攻めに転じる

6つの強みキーワード

  • 事業のリスク分析
  • 契約書リーガルチェック
  • 交渉術
  • 知的財産戦略
  • 心理分析
  • webマーケティング

TEACHER INTERVIEW

みやスタの起業家支援を引き受けた時の決意は?
スタートアップ時の支援は起業家の人生にかかわる事であり、貢献度が大きく反映されるので、とてもやりがいがあります。スタート時点でつまずく事無く事業を始めていただけるようお役に立ちたいと思いました。
起業家の皆さんには、まず契約書でビジネスの守りを固め、その上で心置きなく攻めの姿勢に転じて欲しいと思っています。
リスクを分析して、ビジネスモデルが法に触れていないかを確認し、契約書を作成していく
契約書の重要性を知っていただくのはとても大切です。

支援に当たっての思い、大切にしていることは?
問題の本質を見抜く事を心がけています。例えば契約書の問題だと思っていたことが、それは今後のビジネスの方向性の問題だったりします。相談者本人も認識していない場合もあるので、よく話を聞くようにしています
また実践的なアドバイスをするようにしています。例えば契約書はこちらが作成するばかりではありません。大手企業が作成した契約書は、こちらが不利だと思ってもなかなか変更してもらうのは難しい場合が多い。そんな際はどうしても外せない部分は覚書を結ぶ等の交渉術もお伝えする必要があるので、心理分析や行動経済学も意識して習得につとめています。

実際に支援した事例は?
ノウハウをいかに守るかの相談が多いです。どこからどこまで知的財産として守られるのか、契約書でどこまで守るべきなのか。知的財産は高度な発明やデザインなどしか保護されないのが通例です。保護されないアイデアやノウハウは契約書で守るしかありません。特許は難しくても商標はどうか、どの部分は守られるのか等を考え、戦略を練っていきます。

みやスタ利用者へのメッセージ

弁護士に相談というと、ハードルが高いと思われている方がいるように思います。でも弁護士からなんのアドバイスもないという事はあり得ないんです。契約書の相談をされたときには、時すでに遅しという事もあり得ます。
契約内容を決定してしまう前に、なるべく早めにご相談いただければと思います。

インタビューを終えて 子供の教育、いじめや虐待問題にも取り組んでいるという松田氏。休日はお子さんと大人用の本格的なボードゲームを楽しんでいるのだとか。
習い事の送迎も積極的にし、つとめてご家族との時間を大切にしているそうですよ。

取材日:2023年2月7日
URL:https://www.kobengoshi.com/

【みやスタでの登壇実績】
2023年2月1日 みやスタゼミ「トラブル回避!契約書作成・チェックのポイント」

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